当社グループでは、サステナビリティ経営推進の一環として、社員を対象としたサステナビリティ研修を継続的に実施しています。今年度は、新たな取り組みを含む3つの研修を行い、社員の意識向上とサステナビリティの社内浸透を一層強化しました。

次年度以降も研修の充実を図り、一人ひとりの気づきや行動を促し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させていきます。

1.新たな取り組み

(1)管理職向け対面研修

近年、有価証券報告書等でサステナビリティ情報を積極的に開示することが求められています。このような状況を踏まえ、管理職を対象に、ESG経営の基本的な考え方や企業の透明性を高める情報開示のあり方について、自社の事例を交えた研修を実施しました。本研修は対面で行い、講師の熱意が直接伝わることで、受講者の学習意欲を高める効果がありました。
受講後のアンケートでは、受講者の9割以上が「SDGsやESGに対する興味・関心が高まった」と回答し、「サステナビリティは将来への投資であるということを改めて感じた」などの声が上がりました。

(2)全社員向け動画研修

サステナビリティの基礎知識習得および理解促進を目的に、全社員を対象とした動画研修を実施しました。社内のe-ラーニングシステムを活用し、短い解説動画を毎月配信することで、業務の合間に効率的かつ継続的に学習できる環境を整えました。

受講者からは「幅広いサステナビリティの概念について、具体的な事例を通じてその重要性を再認識できた」といった声が寄せられています。

 

2.既存の研修の拡充

工場勤務社員向けオンライン研修
 昨年度工場長向けに実施した研修の対象範囲を広げ、工場におけるサステナビリティのさらなる浸透を図りました。受講者は全国25拠点からオンラインで参加し、自工場の取り組みの共有やグループディスカッションなどを行いました。

(ご参考)今年度サステナビリティ研修実績

研修内容

受講人数

開催形式

ESG経営の基本的な考え方

企業の透明性を高める情報開示のあり方

104 名

対面

サステナビリティの基礎知識習得・理解促進

約 2,000 名

e-ラーニング

工場におけるサステナビリティ推進

97 名

オンライン