不足しがちな野菜をワンハンドで手軽に

ベジラップ胡麻だれこだわりチキン

※現在商品名や規格が変更されています。

ワンハンドで手軽に野菜を食べられるように、トルティーヤ生地で具材を包んだ『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン』。具材の蒸し鶏は、臭みのない国産鶏を使用しています。野菜には食感を楽しめるようにキャベツやレタス、紫キャベツを入れ、ごぼう、れんこんなどの根菜をトッピングしました。胡麻だれは、練り胡麻や胡麻油を配合することで香ばしい香りが特徴的なソースに仕上げています。

 

今回は『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン』を開発したWさんにその思いを聞きました。

若い女性が求めるタンパク質と野菜をバランス良くとれる商品

――『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン』の開発のきっかけを教えてください。

日頃から野菜を食べたいと考えている人は多いと思いますが、手間などを考えると面倒になってしまうこともあると思います。私自身も、野菜を食べる習慣があまりなかったのですが、健康に気をつけて野菜をとりたいという思いはありました。
 

そうした悩みを解決するためにも、ワンハンドで手軽に野菜をとれる商品を作りたいと考えたことがきっかけでした。

――野菜不足を気にするのは女性に多い傾向がありそうですが、この商品のメインターゲット層について教えてください。

メインターゲットは若年女性で、実際に購入している層もターゲティング通りの結果が出ています。女性が気にしがちなタンパク質もしっかりとれるように、肉と野菜の比率を半々くらいにしています。

 

また、この商品は約350キロカロリーなので決して低カロリーというわけではありません。野菜とお肉をバランス良く食べられるという意味では、毎日のPFC(Protein/たんぱく質、Fat/脂質、Carbohydrate/炭水化物)バランスが守れる点において、ダイエットをしている方にも手に取ってもらいやすいと考えています。

断面を見せて具材のボリュームを想像しやすくする工夫を提案

――『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン』に込められたWさんのこだわりを教えてください。

『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン(以下、ベジラップ)』を出す前に、ラップロールを2年前くらいから販売しています。ラップロールは『ベジラップ』のようにカット断面を見せない仕組みでしたが、具材が見えずイメージしてもらいにくいことが課題でした。

 

今回の開発にあたって訪ねたトルティーヤ専門店で、トルティーヤの断面を見せていたことが印象的だったんです。この見せ方に倣って、今回の『ベジラップ』では断面で具材を見せて、味を想像してもらいやすい設計にしました。食べ始めから食べ終わりまで、素材を楽しめるような価値があると思ってもらえるとうれしいです。

 

また、価格帯としても、この商品とプラスもう一品というように買い合わせしやすい価格になっているかなと思います。

お客様からのネガティブな意見こそ改良につながるポイント

――今後、『ベジラップ胡麻だれこだわりチキン』をどのような商品にしていきたいと考えていますか?

長く食べ続けてもらえる商品として定番化させたいです。そのためにも、MM(マーケティング・マーチャンダイジング)会議でさまざまな角度からの検討に加え、知人から感想を聞いたり、ネットなどでリアルタイムの声を見たりして、お客様の不満を解消する改良を重ねることが大切だと考えています。特に、ネガティブな声は次への改良ポイントにつながると思っています。

 

この商品を手に取ってくれる方のなかには、カロリーを気にされる方も多いと思うので、おいしさそのままで今よりもカロリーを抑えることもセットで考えていきたいです。

――お客様からの声については、特にどのような部分に着目するのでしょうか?

「改良を経て良くなった」というポジティブな声は、次を考える際に総合的に加味しています。ネガティブな声については、味の濃い薄いは好みの問題なので簡単ではありません。「お肉をもっと多くしてほしい」「野菜をもう少し増やしてほしい」といった具材のボリュームについての声は、改良につなげやすいので着目しています。

 

ただ、改良の際にすべてのお客様の声を踏まえて突然大幅に変更すると、今まで食べてくれていた方が離れてしまう可能性があるので、少しずつ改良することを意識しています。