カップ一杯にこだわりが凝縮された出来立てスムージー

お店で作る ベリーベリーヨーグルトスムージー

※現在商品名や規格が変更されています。

ストロベリーとブルーベリーの2種類のベリーをふんだんに使用した『お店で作る ベリーベリーヨーグルトスムージー』。ヨーグルトとミックスすることでさわやかな甘酸っぱさが際立つ仕立てで、「お店で作るスムージー」ならではのフレッシュな味わいが楽しめます。

 

商品開発に携わったSさんと、製造開発に携わったKさんに思いを聞きました。

――商品のこだわりについて教えてください。

S 商品開発ではおいしさはもちろん、見た目や食材選びにもこだわりました。出来立てのスムージーを自分で作ることができるのも新しい魅力です。

『お店で作る ベリーベリーヨーグルトスムージー』は、材料の半分以上がフルーツで、透明のカップに色とりどりのフルーツが詰まっていることが一目で分かります。また、カップの中での食材の順番にもこだわり、カップ越しにフルーツのグラデーションを作ることでおいしそうな見た目を演出しています。

店頭にはいくつかのスムージーがありますが、商品ごとに店頭の専用マシンで混ぜる設定は異なり、専用マシンの刃の回転速度や混ぜる時間を変えるなど細かい設定をしています。このほか、生鮮果実として出荷規格に合わないものや、規格外のカットサイズのフルーツを使用することで廃棄されてしまう食材を最小限に抑え、サステナブルなものづくりにも貢献しています。

 

K 製造の現場では、冷凍されたままの食材を扱うことは殆どないため製造機材の調整や作業工程の工夫など試行錯誤を繰り返しました。また、商品開発との連携だけでなく、品質管理や配送に関する部署の力も借りながら、安全においしい商品を店舗まで届ける工夫もしました。

はちみつと粗糖で体にやさしく、おいしく、手軽に栄養補給

――味と栄養のバランスをどのようにとりながら商品を開発しましたか。

S 飲み物でありながらおいしく栄養補給できるのがスムージーの特徴です。健康を意識する方をメインの購買層と定めているので、甘味をつける調味料にもこだわり、はちみつを使用して自然の甘さを引き出しました。また、砂糖についても上白糖ではなく、粗糖※を使用することで甘味にコクを与え、全体のバランスを調整しました。

※粗糖 砂糖を作る原料。砂糖が精製される前の状態で、独特のコクのある風味が特徴的。

――実際に販売してから分かったことがありましたか。

S 手軽に栄養を摂れることもあり朝食としての需要を想定していましたが、昼食と一緒に購入されるケースが多いのには驚きました。レジ横の揚げ物などと一緒に購入されることも多いと聞いており、健康を気にしながらもおいしいものを食べたいという需要に対してスムージーはぴったりで、揚げ物を口にする際の罪悪感を減らす役割も果たしていることに気づきました。

冷凍の商品を工場から店舗に届けるまでの温度管理を徹底

――製造現場でも試行錯誤を繰り返したそうですが、どのような工夫をされましたか。

K 板状に凍らせたヨーグルトをキューブ型にカットする工程が大変でした。Sさんも一緒に工場で確認しながら、ヨーグルトの板に機械の刃が負けないよう、ヨーグルトに配合する調味料を調整しながらベストなものを作りあげました。また、手作業が中心のトッピング工程の作業室は極端な温度設定にはできないため、冷凍の材料を適切な温度で管理できるスペースをトッピング工程に隣接させることで対応しました。

 

冷凍商品を店舗へ届けるまでの工程を作ることも新たな取り組みでした。原材料の調達から、店舗への配送まで、様々な部門の人の力を借りながら商品が店頭に並んでいます。これまでにない事に取り組み、非常に大変だった分、多くの店舗で導入され「おいしい」との声をたくさんいただき、とても嬉しいです。

商品開発部門と製造現場が一体となり開発したスムージーの今後の展開

――今後、どのような商品展開を考えていますか?

K この商品には長年取り組んでいますが、これまでの努力が実を結び、多くのお客様の手に取っていただけることが嬉しく、またやりがいにも繋がっています。たくさんの人に楽しんでもらえるよう、新たな食材や加工にも挑戦していきたいです。

S 今はSNSなどでお客様の声をたくさん知ることができるため、それらを参考にしながらニーズにあった商品開発を進めていきたいと考えています。今後は味のバリエーションを増やし、その時の気分に合わせて選べたり、毎日楽しんで飲んだりしてもらえるような商品作りを目指しています。