お客様の声を活かし、より分かりやすい商品づくりへ


まぐろたたき巻3巻
※現在販売は終了しています。
「まぐろたたき巻3巻」の辛味について、お客様からお問い合わせをいただきました。原材料ラベル表記に問題はありませんでしたが、お客様のご意見を受け、より分かりやすい商品を目指しラベル表記を変更しました。
お客様相談室のYさんと商品開発部のKさんにお話を聞きました。
――どのような経緯で原材料ラベルの表記を変えたのでしょうか?

Y お客様から「まぐろたたき巻3巻」の原材料に関するお問い合わせを受け、ラベル表記の変更を決定しました。お問い合わせの内容は、「まぐろたたき巻3巻を食べた子どもが辛いと言っている。何の辛味なのか? 使用原材料をラベルに記載してほしい」というものでした。
この商品にはわさびの香料を使用しているものの、実際にわさびは含まれていないため、表示内容に問題はありませんでした。しかし、お客様の声を大切にし、社内ですぐに検討を開始すると同時に、販売先とも調整を進めました。その結果、お問い合わせから2日後には原材料ラベルに「わさび醤油風味」と記載することになりました。
――ラベルシールの表記変更はすぐにできるのでしょうか?
K 包装フィルムはすでに印刷が終わっているため、すぐには変更できません。しかし、原材料の一覧を記載するラベルシールの表記変更であれば迅速に対応できます。今回はラベルシールのみの変更だったため、スピーディーに対応できました。
Y 長年働いていますが、こんなに早く変更できたのは初めての経験で驚きました。全国展開の商品では様々な関係先との調整が必要なため、変更に時間がかかることもあります。しかし、今回は特定エリアで販売される地区限定商品だったため、スムーズに進めることができました。
――変更の対応をしない、ということは考えなかったのでしょうか?
Y お客様のご意見を真摯に受け止め、すぐに対応を考え始めました。その時点で、「変更しない」という選択肢はありませんでした。ラベル表示に問題はなかったものの、商品を手に取ったお客様が迷わないよう、「わさび醤油風味」と表示がある方が分かりやすいと判断し、変更しました。
――お客様相談室として、心掛けていることはありますか?
Y お客様が何を伝えたいのかをしっかり聞き、正しく把握することを大切にしています。お客様の困りごとを伺うことで、作り手側からは気づけない視点を得ることができます。お客様相談室の仕事は、売上実績などの数値で成果が見えるものではありません。そういった中、お客様から「ありがとう」とお言葉をいただけることが、何よりのやりがいです。
――商品開発の際に、地区限定商品と全国商品で何か違いはありますか?
K 地区限定商品は、その地域で生産されている食材を使用し、地域の特色を活かした商品を開発することが多いです。地域に貢献でき、生産者とのつながりが生まれることが魅力です。一方、全国商品は販売エリアの広さや、様々なコラボ企画が実現できるなど、また違ったやりがいがあります。
――チームで仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

K 商品開発では、販売先との会議を重ねるなど、社内外のたくさんの人と関わりながら試行錯誤を繰り返して一つの商品を作り上げます。特に、社外での決定事項を社内に共有し、タイムラグなく開発に反映させるなど、日頃からスピード感を大切にしています。
Y 私もスピード感を大切にしています。お客様相談室と商品開発部が近くにあり、すぐに相談できる環境が整っていたことから、素早い対応が可能となり、スムーズなラベルシールの変更につながったと思います。
――今後の展望を教えてください。
Y お客様からのご意見をしっかり受け止め、社内に届けて商品に反映し、より良いものをお届けできるよう、一つひとつ丁寧に対応していきます。何よりも、安全・安心な商品をお届けすることが重要だと考えています。
K 私も、安全・安心な商品づくりが最も大切だと考えています。そして、それを継続していくことが重要です。お客様からの声だけでなく、社内外の多くの方からの貴重なご意見を活かし、ヒット商品を生み出せるよう努力していきます。