安全・安心の取り組み

工場における安全・安心の取組み

当社グループは創業から50年以上変わらず、「衛生管理の徹底は他のいかなる業務よりも優先する」を合言葉に成長してきました。その中で、国内セブン-イレブン向け商品の製造を手掛けるわらべや日洋食品株式会社での取り組みをご紹介します。

●食品マネジメントシステムの活用による品質向上

わらべや日洋食品株式会社は、2024年7月に、食品製造および小売業が参加する食品安全マネジメントの国際認証規格「FSSC22000」を東京工場および本社で取得しました。

 

これまで、HACCPの手法に基づいた衛生管理や品質管理を実践し、原材料の仕入れから商品の納品まで、厳格な基準で管理を行ってきました。また、国内全工場において、食品安全マネジメントシステム認証「JFS-B」規格の適合証明を取得しています。

「JFS-B」規格の運用により、衛生、品質管理を保持するとともに、FSSC22000の食品安全マネジメントシステムの考え方を取り入れることで、より安全で安心な商品提供ができる万全な体制を構築していきます。

● 従業員の衛生管理
わらべや日洋食品株式会社の食品工場では、製造室(製造現場)への入場時には、体温の測定はもちろんのこと、白衣や頭巾、マスクの着装、手や指の傷の有無、爪の伸び具合にいたるまで専門の担当者によって一人ひとり確認され、初めて入場が許されます。入場直後に行う手洗いでは、手順と必要時間が細かに設定されており、手洗い・消毒後、使い捨てのゴム手袋を着用、その手袋を消毒し、製造室に入場します。また、工場内部の床は、食材の加熱前後でエリアを色分けし、各エリア間の従業員の導線を管理しています。なお、工場内には監視カメラを多数設置してフードディフェンス~{※}にも取り組んでいます。

※フードディフェンス:食品の生産過程における意図的な食品汚染・異物や毒物の混入といった攻撃を防ぎ、「食の安全」を守るという考え方やその取り組み。

● 商品の安全性
わらべや日洋食品株式会社では、食材の調達から加工・配送までのトレーサビリティ確保、商品にあわせた適切な温度管理、工場でのHACCPによる管理の徹底等により、高い品質を守っています。
厳しい基準をクリアすることと美味しさを両立させ、安定生産できるシステムは、長年の実績と研究により構築されたものです。

お客様への対応

わらべや日洋食品株式会社では、商品に対するご指摘やお問合せなどに対して、お客様対応方針・行動指針に則り、スピーディーかつ的確に対応するための体制を構築しています。お客様からのすべてのお申し出を一元管理し、そこから関連部署に迅速に共有することにより適切な対応を行えるよう努めています。また当社商品を直接お客様に販売されている株式会社セブン-イレブン・ジャパンとも情報共有を図ることで、幅広い対応に努めています。

ほかにも、お客様の貴重なご意見を全社で共有し、品質の向上とお客様の信頼を得られるように、苦情対応マネジメントシステムの国際規格であるISO10002を取り入れ、お客様対応の継続的な改善に取り組んでいます。

わらべや日洋食品株式会社の研究開発

鮮度の長い商品の開発(チルド商品等)

素材や製造工程の見直し、および厳格な温度管理を行うことによって鮮度を保つことができる商品の開発に力を入れています。チルド商品といわれる鮮度の長い商品は、味や品質を落とさずに従来よりも長い消費期限を可能にしていることから食品廃棄の減少に大きく貢献しています。2005年のチルド和菓子をはじまりに2009年にチルド弁当、2011年にはチルドロールサンドを商品化しました。ここ数年ではチルドカップスープやスタンドパウチ商品といったこれまでになかったチルド商品の開発に取り組んでいます。